Ambient House

Ambient Houseについて

Ambient Houseは、アンビエントっぽさや空間の雰囲気に重点を置いた、Houseのサブジャンルです。

…あれ？この文もどっかで読んだような…。

そうです、Ambient Technoとほぼ同じ説明です。

Ambient HouseはAmbient TechnoのHouse版のようなジャンルです。

どちらもアトモスフィリックでミニマル寄りになるので、かなり似通ったジャンルになります。

ARTISAN AUDIO

ARTISAN AUDIO「Ambient House & Electronica」

https://sonicwire.com/product/A3004

NANO MUSIK LOOPS

NANO MUSIK LOOPS「Ambient House」

https://sonicwire.com/product/A5002

SAMPLE MAGIC

UNDRGRND

UNDRGRND「Ambient House Visions」

https://sonicwire.com/product/A3630

【サンプルパック】Fill

Fillについて

Fillというのは、曲の展開が変化する部分に挿入される、短いフレーズのことです。

よくあるのはDrum Fill。これは、曲の途中に差し込まれる、短いドラムフレーズということになります。

言葉じゃ伝わりにくいと思うので、各サンプルパックのデモソングを聴いてみてください。

フレーズの終わりでドラムがﾄﾞｩﾙﾄﾞｩﾙ鳴ってると思います。これがFillです。

Fillのサンプルパック

Fillのサンプルは一般的なサンプルパックに時々収録されています。

ただ、そうしたサンプルパックに含まれるFillの数はそれほど多くありません。

そもそも、Fillを収録していないサンプルパックも多く、そうした場合はドラムのワンショットを並べるなどしてFillを自作する羽目になります(それはそれで楽しいのだけれど)。

そこで役立つのがFill専門のサンプルパックです。

Drum Fillだけをひたすらに集めたサンプルパックが数多くリリースされています。

これらをまとめて買っておくと、曲の展開作りが一気に楽になります。

APOLLO SOUND

APOLLO SOUND「Fill the Trap」

https://sonicwire.com/product/A6700

Fillというよりドラムループ。でもTrap系のFillとしても使える。

APOLLO SOUND「Fill the Trap 2」

https://sonicwire.com/product/A8284

続編。

 

BLACK OCTOPUS

BLACK OCTOPUS「Really Really Good Drum Fills」

https://sonicwire.com/product/A6733

マジでマジで良いFill…らしい。

CHOP SHOP SAMPLES

CHOP SHOP SAMPLES「Drum Fills」

https://blackoctopus-sound.com/product/drum-fills/

すごいシンプルな名前。

 

CHOP SHOP SAMPLES「Drum Fills 2」

https://blackoctopus-sound.com/product/drum-fills-vol-2/

続編。

CHOP SHOP SAMPLES「Drum Fills ＆ Top Loops」

https://blackoctopus-sound.com/product/drum-fills-top-loops/

トップループ付き。

CLASS A SAMPLES

CLASS A SAMPLES「Supercharged Drum Fills」

https://sonicwire.com/product/A7103

無難で使いやすい。

CLASS A SAMPLES「Supercharged Drum Fills Vol.2」

https://sonicwire.com/product/A7105

続編。

CLASS A SAMPLES「Supercharged Drum Fills Vol.3」

https://sonicwire.com/product/A7104

続編。まとめて買おう。

HY2ROGEN

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.1」

https://sonicwire.com/product/99272

まとめ買いが吉。

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.2」

https://sonicwire.com/product/99273

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.3」

https://sonicwire.com/product/A0027

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.4」

https://sonicwire.com/product/A2068

 

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.5」

https://sonicwire.com/product/A3120

これだけ何故かジャケットがオシャレ。

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.6」

https://sonicwire.com/product/A4425

HY2ROGEN「Essential Fills Vol.7」

https://sonicwire.com/product/A6996

IQ SAMPLES

IQ SAMPLES「IQ Drum Fills」

https://sonicwire.com/product/A6997

ジャンル別のFillが入ってます。

RV_SAMPLEPACKS

RV_SAMPLEPACKS「House & EDM Drum Fills」

https://sonicwire.com/product/97132

無難。

SAMPLE MAGIC

SAMPLE MAGIC「Drum Fills」

SAMPLE MAGIC「Drum Fills 2」

SAMPLE MAGIC「Vintage Drum Fills」

SOUNDBOX

SOUNDBOX「Supreme Drum Fills」

https://sonicwire.com/product/A1903

無難。

VANDALISM

VANDALISM「Ultra Drum Fills」

https://sonicwire.com/product/99023

ほしい。

VANDALISM「Ultra Drum Fills 2」

https://sonicwire.com/product/A0702

ほしい。

VANDALISM「Ultra FX Fills」

https://sonicwire.com/product/A0250

ほしい。

WAVE ALCHEMY

WAVE ALCHEMY「Drum Fills and Builds」

https://sonicwire.com/product/96420

ビルドアップ付き。

ZENHISER

ZENHISER「Epic Drum Rolls & Fills」

https://sonicwire.com/product/98825

ドラムロール付き。

【サンプルパック】Ambient Techno

Ambient Technoについて

Ambient Technoは、アンビエントっぽさや空間の雰囲気に重点を置いた、Technoのサブジャンルです。

…あれ？この文どこかで読んだような…。

そうです。Dub Technoの解説記事と同じ説明です。

Ambient Technoはその名の通りAmbientとTechnoを融合させたジャンルですが、Dub Technoと近しい部分があり、明確な区別は難しいのが現状です。

強いて言えば、Ambient TechnoはDub Technoよりさらにアンビエント感が強いものだと考えています。

完全に私見ですが、Dub Technoは「ディレイ感」、Ambient Technoは「リバーブ感」がより前面に出るような気がします。

Dub Technoの方が、Ambient Technoより一般的です。それゆえ「Ambient Techno」を謳うサンプルパックはレアです。

SAMPLE DIGGERS

SAMPLE DIGGERS「Ambient Modular Techno」

5PIN MEDIA

5PIN MEDIA「Ambient Techno & Electronic Dreams」

【サンプルパック/シンセプリセット】Liquid Drum'n'Bass

Liquid Drum'n'Bassについて

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

その名前から分かる通り、Drum'n'Bassのサブジャンルです。

「Liquid Drum'n'Bass」はDrum'n'Bassの非4つ打ちビート&170~190BPMという特徴を受け継ぎながらも、アグレッシブさではなくチルさを求めて進化していったジャンルです。

一言で言えば「チルいDrum'n'Bass」ということになります。

そのため、ドラムの音は通常のDrum'n'Bassより主張が控えめだったり、ミニマルだったりします。

また、幻想的なパッド、ピアノなどの音が使用されます。綺麗系の楽器やシンセなら何でもありです。

ベースも控えめです。ベースを用いないことさえあります(そういうのはDrum'n'Drumと揶揄されることもありますが…音楽は自由なので問題はナシ！)。

ボーカルはあったりなかったり。無い方が睡眠用BGMとしては最適です。

Liquid Drum'n'Bassは「Liquid Funk」「Ambient Drum'n'Bass」「Atmospheric Drum'n'Bass」などとも呼ばれます。

それぞれほぼ同じ意味ですが、ニュアンスは多分それぞれ違うんだと思います。

日本ではLiquid Funkと呼ばれることが多いですが、Funk要素があるとは限らないし、Funkに固執する必要はないよな…ということで、この記事ではLiquid Drum'n'Bassという呼び方をしています。

実際、YouTubeでもサンプルパックでも、そのように呼ばれることが多いです。

ちなみにLiquidと呼ばれるのは、その名の通り、液体のように滑らかで柔らかな雰囲気を持っているからです。

Liquid Drum'n'Bassはチルアウト系のジャンルにも関わらずテンポが速いという変わったジャンルです。

落ち着いているのに速い、この爽やかで美しい疾走感がこのジャンルの魅力です。

起源ジャンル

予想は付くと思いますが、「Drum'n'Bass」と「Ambient」もしくはチルアウト系音楽との融合によって生まれたジャンルです。

類似ジャンル

同じ綺麗系のDrum'n'Bassとして「Artcore」というものがあります。

こちらは「An」さんや「feryquitous」さんを中心として広がって行った日本独自のジャンルで、サンプルパックなどはほとんどありません。音ゲーでよく聴きます。

Liquid Drum'n'Bassと同じく綺麗系ですが、もう少し華やかで「環境音楽」という意味合いより「聴く音楽」という意味合いの方が圧倒的に強いです。

(ちなみに、海外ではArtcore=Atmospheric Drum'n'Bassという認識がされているとかされてないとか。ここら辺は文化差があって面倒な話になるので触れません)

また、「Progressive Breaks(Ambient Breaks)」とも少し雰囲気が近しいです。このジャンルは150BPM前後の非4つ打ち＋チルアウトなので、テンポを落としたLiquid Drum'n'Bassと見れなくもないです。

同様の理由で「Future Garage」とも親和性がありそうです。

Future Garageは普通130~150BPMくらいなんですけど、たまに160~180(80~90)BPMくらいのやつがあります。

ちなみに、Liquid Drum'n'Bassをハーフテンポにすると「Lo-fi Hip Hop」「Chill Hop」などのジャンルとそっくりになります。

それから、時々「Liquid Dubstep」「Liquid Trap」「Liquid Electronica」などのジャンル名のサンプルパックを見かけることがあります。一応、同じ言葉がついているので、少なからず類似点はあると思います。

派生ジャンル

派生ジャンルと言うほどではないのですが、Liquid Drum'n'BassはDrum'n'Bassの様々なサブジャンルと融合することがあります。

例えばDrill'n'Bassと融合してビートが複雑化したり、Halftimeと融合してハーフテンポになったり…。

一番多いのはNeuro Funkとの融合です。Liquid Drum'n'Bassの綺麗さを残しつつも、ベースがやや控えめなニューロベースになっていたりします。

Drumstepとの融合もたまにあります。こちらはワブルベースが乱入してくる形になります。

また、Dark Drum'n'BassやDeep Drum'n'Bass方面に融合することもあります。こちらはDark Ambient+Liquid Drum'n'Bassみたいな感じです。

Dark Atomospheric Drum'n'Bassとか呼ばれたりします。

もちろん、Minimal Drum'n'Bassとの融合もアリです。

Liquid Drum'n'Bassのサンプルパック/シンセプリセット

Liquid Drum'n'Bassのサンプルパックは意外と多いです。

冒頭に載せたプレイリストでも分かると思いますが、Liquid Drum'n'Bassは地味に人気で、Drum'n'Bassのサブジャンルのなかでもかなりの存在感があります。

「Drum'n'BassはNeuro FunkとLiquid Funkの2つに大別される」と言っても過言ではないくらいです。

それゆえ、チルアウト系サブジャンルにしてはかなりの数のサンプルパックが販売されています。コレクションするのは意外と大変。

ちなみに、何故かコンストラクションキットが異様に多いです。

一方で、シンセプリセットはかなり少なめです。

シンセプリセット単体で販売されるのは滅多に無く、大抵はサンプルパックのおまけで付いてくる程度です。

とはいえ、アンビエントやチルアウトと融合したDrum'n'Bassなので、それ系統のシンセプリセットを転用すれば問題ないかと思います。

Liquid Drum'n'Bassのサンプルパックは多いのでその他のサンプルパックで代用する必要はあまりありませんが、その他のDrum'n'Bass系サンプルパック、アンビエント・チルアウト系サンプルパックも役に立ちます。

あと、水系のフォーリーがあると面白い…かも？

Liquid Drum'n'Bassのサンプルパックで注目すべき点は

• キックの質
• スネアの雰囲気
• トップループの有無
• メロディ系サンプル

 です。

キックの質は言うまでもなく重要ですが、Liquid Drum'n'Bassにおいてはそれと同じくらいスネアが重要です。

というのも、Drum'n'Bassはキックとスネアの「どったん、どたん」というリズムが中心になるからです。

つまり、キック単体ではなく、キックとスネアでワンセットになっているということ。

スネアの雰囲気によって音楽の方向性が変わってくるので、是非チェックしてみてください。

また、これは人によりますが、トップループの有無も重要です。

Drum'n'Bassの複雑なビートを組むのは簡単ではありません。

そこで、トップループがあるかどうかで、制作スピードが大きく変わってきます。

自分でビートを組める人はワンショットだけ気にすれば良いですが、ビートを組めない人(僕とか)はトップループ入りのものを選びましょう。

ちなみに、フルループのみのサンプルパックだと、途中で4つ打ちにしたいときに不便です。気を付けましょう。

あと、メロディ系サンプルも、打ち込みが面倒な人は要チェックです。

Liquid Drum'n'Bassのメロディはピアノやギター、シンセなど、様々な楽器が用いられています。好みのものを選んでください。

それから、パッドやアンビエンスのサンプルも一応確認しておきましょう。

APPOLO SOUND

APPOLO SOUND「Liquid Drum n Bass」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/8415-Liquid-Drum-N-Bass

汎用的？かと思えば奇抜で扱いづらい？変わったLiquidが作れます。

普通のLiquidに飽きた人向けの個性派サンプルパック。

【値段】USD $29.90 (セール最安値 $11.90) 

【収録内容】[Sample] 335   [Presets] 23

[Oneshot - Kick] 15

[Oneshot - Snare] 15

[Oneshot - Hi Hat] 15

[Oneshot - Percussion] 15

[Oneshot - Bass] 6

[Oneshot - Chord] 8

[Oneshot - Vocal Shout] 27

[Oneshot - FX] 16

[Loop - Full Drum 160-174BPM] 64

[Loop - Bass 160-174BPM] 38

[Loop - Guitar 160-174BPM] 52

[Loop - Key 160-174BPM] 42

[Loop - Synth 160-174BPM] 22

[Massive Preset] 23

[MIDI] 91

[Sampler Patch] 20

[Rex2] 234

【質】　　　低い　　　☆★☆☆　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆★☆　　　　多い

【扱い】　　難しい　　☆★☆☆　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆☆☆★　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆★☆☆　かっこいい

キックは全体的にアタックと低音がはっきりしていて綺麗です。

うるさすぎることも弱すぎることもないので、Liquid Drum'n'Bassのキックとしては丁度良さそうです。

数はやや少ないですが、バリエーション豊かで結構使えると思います。

808っぽいキックも入っているので、レイヤーしても面白そうです。

スネアはほとんど生のスネアっぽい音です。全体的にアコースティックな感じ。

バリエーション豊かではありますが、シンセで作ったようなスネアはほぼ入っていません。好みに合わない人は注意。

ハイハットもパーカッションも生系の音です。パーカッションはフォーリーっぽい雰囲気があります。

ベースやコードのワンショットは使い道が謎です。多分サンプラーに読み込んで使うんだと思います。

でも、Drum'n'Bassのベースってワンショット系の音じゃない気がするので、果たして必要なのか、謎なところです。

特筆すべきは声ネタです。意外と声ネタが充実しています。

 「Jungle flavor!」とか「Funk!」とか「Drum'n'Bass!」とか、ジャンル名を意識した声ネタが多いです。あと「Rhythm」とか「Bass」とか、音楽用語の声ネタも多くて地味に汎用性が高いです。

ドラムループは64個と、そこそこ充実しています。BPMも160、165、170、174の4種類を収録しているようです(160BPMになると少しDrum'n'Bassっぽさが薄れるんですが…)。

変わり種として、ビートボックスのドラムなんてのも少しだけ入っています。かなりの変化球です。

ただし、フルドラムのみで、トップループなどは全く含まれていません。これはちょっと惜しい部分ですね。

ベースループはアナログシンセだったりベースギターだったり、リースベースだったりと実に様々です。

個人的にはあまり好みでない感じのベースでした。アグレッシブな音が多かったり、アタックの主張が強かったり。少し扱いに悩みそう。

メロディに使われているのはギターとキーボード、そしてシンセです。

ギターは陽気というか、なんかファンキーな感じ。アンビエントギターという感じではありません。

キーボードはローズピアノっぽいエレピの音が多め。ちょっとジャスっぽくてオシャレ。

シンセは妙に緊迫感があったりアグレッシブだったりする謎仕様。使い勝手は微妙そう…。

ちなみに、おまけとしてMassiveのプリセットがちょっと入ってます。

ただ、ベースやパッドなどの分類がされていません。不親切。減点です。

総評としては「普通のLiquidに飽きた人が買うと面白いかも」という感じです。

ワンショット＋声ネタ＋ビートボックス＋シンセプリセット目当てで買うのは十分にアリだと思います。

初心者の方が買っても一応問題はないと思います。頻繁にセールしてて安いし。

ただ、メロディ関連のサンプルの扱いには慣れが必要です。

BLACK OCTOPUS

BLACK OCTOPUS「Super Fruidity Liquid Drum & Bass and Drumstep」

https://sonicwire.com/product/A4177

EST STUDIOS

EST STUDIOS「Glxy Drum & Bass」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/11839-GLXY-Drum-Bass#

ほしい。

FAMOUS AUDIO

FAMOUS AUDIO「Dark Atmospheric DnB」

https://www.freakyloops.com/products/Dark-Atmospheric-DnB

気になる。

FAMOUS AUDIO「Liquid Funk DnB」

https://www.freakyloops.com/products/Liquid-Funk-DnB

FAMOUS AUDIO「Liquid Funk DnB vol2」

https://www.freakyloops.com/products/Liquid-Funk-DnB-Vol2

FREAKY LOOPS

FREAKY LOOPS「Liquid DnB」

https://www.freakyloops.com/products/Liquid-DnB

ドラムループもメロディ系ループもバリエーション豊富。

輪郭がくっきりしたLiquidを作りたい人におすすめできるサンプル。

【値段】GBP £29.95 / USD $36.85 / EUR €33.55

【収録内容】[Sample]  396    [Presets] 0

[Oneshot - Kick]  25

[Oneshot - Clap] 20

[Oneshot - Snare]  25

[Oneshot - Hi Hat] 31

[Oneshot - Rim] 10

[Oneshot - FX] 28

[Loop - Full Drum 174-176BPM] 24

[Loop - Strip Drum 174-176BPM] 23

[Loop - Percussion 174-176BPM] 6

[Loop - Top 174-176BPM] 20

[Loop - Ride 174-176BPM] 1

[Loop - Bass 172-176BPM] 39

[Loop - Pad 170-180BPM]  48

[Loop - Melody 170-175BPM]  86

[Loop - FX 174BPM] 10

【質】　　　低い　　　☆☆☆★　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆★☆　　　　多い

【扱い】　　難しい　　☆☆☆★　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆☆★☆　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆☆★☆　かっこいい

キックの質はとても良いです。ただ、単体で使うよりもレイヤーして使う方が向いています。

単体でちゃんとキックの音になっているサンプルもありますが、キックのトランジェントやスネアっぽい共鳴音など、レイヤーして初めて威力を発揮する音も含まれています。

是非レイヤーして使ってみてください。最高の質感のキックができると思います。

クラップとスネアもすごく良いです。

クラップは全体的に低音域が抑えられた軽快な音で、スネアとレイヤーすることで厚みのある音になりそうな感じがします。

スネアはバリエーション豊かで、控えめなスネアから、しっかり主張するスネアまで、色々揃っています。

クラップとレイヤーすればさらに多彩な表現が可能です。

ハイハットも良いんじゃないでしょうか(投げやり)。

バリエーション豊かだし。でも、オープンとクローズの区別が無いのが惜しい。

そして、珍しいことにリムショット専用のフォルダがあります。

これはこれで使えそうな音です。数は少なめですが…。

エフェクトはありとあらゆるものがごった煮になってます。

リバース音やインパクトなどのエフェクトはもちろんですが、ドラムフィルっぽいやつ、クラッシュシンバル、Voxなど、色々ごちゃ混ぜになってます。

これは買うまで中身がよく分からないので不安材料ですね。とはいえ、それなりに使いやすい素材が揃っているという印象です。

ドラムループも使いやすいです。ちゃんとフル、ストリップ、トップなどに分かれています。

バリエーションも豊かです。ミニマルなドラムから、主張の強い元気なドラムまで、色々入ってます。

ちょっと数が合わないので混乱しますが…。それでもとても使いやすいことに間違いはないはずです。

ちなみに、2つ(厳密には1パターン)だけ、ハーフテンポのドラムループも入ってました。

変化をつけたいときに入れてみてはいかがでしょうか。

ベースループはシンセ系の音。サブベース、リースベース系の控えめな音や、ニューベースや通常のドラムンらしいベースまで入ってます。

パッドループは実に多彩です。幻想的な音、アブストラクトな無調音、メロディアスなコード進行、柔らかいパッド、ストリングスパッド、ボーカルアトモスフィア…とにかくバリエーションが多いです。個人的にかなり好み。

その割に、メロディループはやや主張強めです。ちょっとパッドの優しさと合わないかな…。

なんというか、EDMで鳴ってそうな、派手目でエモーショナルな音が目立ちます。

もちろん、控えめで落ち着いたループも入っているので、全体的には問題無しです。

ちなみに、エフェクトループはほとんどドラムループと同じです。謎。

総評としては「初心者から上級者まで使える安定のサンプルパック」という感じです。

SonicwireやLoopmasterで販売されておらず、公式サイトからしか買えないのが唯一の欠点でしょうか…。

いずれにせよ、かなりおすすめです。

IQ SAMPLES

IQ SAMPLES「Atmospheric Drum n Bass」

https://www.loopmasters.com/genres/15-Drum-and-Bass/products/10617-Atmospheric-Drum-N-Bass

ほしい。

LOOPMASTERS

LOOPMASTERS「Liquidism Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A2474

めっちゃほしい。

LOOPMASTERS「Liquid Rollers」

https://sonicwire.com/product/A7471

ドラムループのバリエーションが豊か！だけどなんか雰囲気が暗い…。

アグレッシブなLiquidを作りたい人向けのサンプルパック。

【値段】GBP £34.95

【収録内容】[Sample]  565    [Presets] 0

[Oneshot - Kick] 25

[Oneshot - Snare] 20

[Oneshot - Snare&Clap] 7

[Oneshot - Hi Hat Close] 25

[Oneshot - Hi Hat Open] 3

[Oneshot - Hi Hat] 4

[Oneshot - Percussion] 9

[Oneshot - Bass] 20

[Oneshot - Pad] 27

[Oneshot - Synth] 38

[Oneshot - FX] 17

[Loop - Full Drum 172-174BPM] 50

[Loop - Strip Drum 172BPM] 1

[Loop - Top 172-174BPM] 107

[Loop - Bass 172-174BPM] 57

[Loop - Pad 172-174BPM] 38

[Loop - Synth 172-174BPM] 103

[Loop - FX] 14

[Sampler Patch] 101

[Rex2] 592

【質】　　　低い　　　☆☆★☆　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆☆★　　　　多い

【扱い】　　難しい　　☆☆★☆　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆★☆☆　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆☆★☆　かっこいい

キックは綺麗です。アタックと低音が良く出ています。

全体的に生ドラムっぽい響きがあって、少し歪んでいます。

個人的にはもう少しクリアで飾り気のないシンプルなキックの方が好きです。

スネアはアタックが激しめで、ピッチの高い音が多いです。

重心が低いスネアや、落ち着いたスネアが欲しい方には向かない感じがします。

また、謎の「Snare&Clap」というフォルダが入ってます。その名の通り、スネアのようなクラップのような、どちらともつかない音が少しだけ収録されています。

こちらの方がどっちかと言えば好みの音です。

ハイハットはかなり風変わりな音です。クローズとオープンに分かれているのは良いのですが、オープンハイハットが少なすぎるし、癖が強すぎます。正直、使い物になるかどうか…。

裏を返せばバリエーション豊かではあるので、自分でハイハットを刻む人には良いかもしれません。

とはいえ、ほとんどパーカッションみたいな音をしているサンプルもちらほら。それ、もうハイハットじゃなくない…？みたいな…。

ちなみに、「Double Hat」というのが4つ入っています。「チッ」という音ではなく「チキッ」という感じの音です。意外と使えそう。

パーカッションは量が少ないし、使い道もよく分かりません。

ただ、フォーリーっぽい音も少しだけ入っていて、ちょっと面白いかも。

ドラムループはかなりバリエーション豊かです。

特にトップループのバリエーションが多く、差分もあるため、曲のなかでビートに展開をつけることもできます。

ただ、全体的に主張が強いドラムループで、Liquid向きかと言われると…ちょっと困ります。

ちなみに、何故かキック＋スネアのループが1つだけ混じっています…なんでこれだけ。

どうせなら他のやつでも入れれば良いのに。こういう変なやつが混じってたりするので、サンプルの数え間違えとかがあるかもしれません。

ベースはサブベース、リースベース、ニューロベース系が多いです。

かと思えば奇抜なやつも。まぁ悪くないと思います。バリエーション豊かだし。

デモソングを聴けば分かりますが、パッドは全体的にアブストラクトで暗めです。

かと思えば、チルくて幻想的でメロディアスなのも混じっています。

ただ、Liquidにしてはやっぱりちょっと主張が激しい気がします。

この辺は好みが分かれる部分ですね。

シンセは何故か全体的に不穏な雰囲気がします。

ワンショットはエフェクトとして活用できそうな感じがして良い感じです。

が、ワンショットとループの区分が曖昧です。扱いづらい。

エフェクトも癖と主張が強いです。そして相変わらずワンショットとループの区別が…。

総評としては「全体的に暗くてアブストラクトでアグレッシブ」という感じです。

こういうのが好みっていう人にはばっちりハマるサンプルパックだと思います。

あと、ドラムループの豊富さも魅力です。

LOOPMASTERS「Synkro Ambient Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A3743

ダメダメサンプルパックかと思いきや、パッドループが神！

幻想的で甘美なチルいLo-fi Liquidを作りたい人必見のサンプルパック。

【値段】GBP 29.95£

【収録内容】[Sample]  374    [Preset] 0

[Oneshot - Kick] 10

[Oneshot - Clap] 1

[Oneshot - Snare] 7

[Oneshot - Hi Hat] 4

[Oneshot - Cymbal] 4

[Oneshot - Cymbal Reverse] 3

[Oneshot - Percussion] 24

[Oneshot - Shaker] 6

[Oneshot - Tambourine] 3

[Oneshot - Bass] 60

[Oneshot - Synth&Pad] 95

[Oneshot - FX] 22

[Loop - Full Drum 170BPM] 30

[Loop - Kick 170BPM] 6

[loop - Hi Hat 170BPM] 4

[Loop - Percussion 170BPM] 24

[Loop - Shaker 170BPM] 1

[Loop - Top 170BPM] 2

[Loop - Crash 170BPM] 1

[Loop - Bass] 26

[Loop - Music] 35

[Loop - FX] 6

[Sampler Patch] 52

[Rex2] 138

【質】　　　低い　　　☆☆★☆　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆★☆　　　　多い

【扱い】　　難しい　　★☆☆☆　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆★☆☆　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆★☆☆　かっこいい

キックは量もバリエーションも少ないため、他のサンプルパックから補う必要があります。

全体的にアタックは控えめで、低音がよく出ている丸いキックです。

かと思えば、めちゃくちゃに歪んだキックもあったり。

全体的にクリッパーのような歪みがうっすらかかっています。

扱いはかなり難しそうです。

スネアは全てLo-fi加工された音となっています。これはちょっと貴重です。

Lo-fi加工によって少し落ち着いた音となり、優しいLiquid Drum'n'Bassになります。

とはいえ、派手にドーン！となるスネアも多いんですけどね…。

それにしても数が少ないです。バリエーションも不足気味。やっぱり扱いづらいです。

ハイハット、シンバル類もキレたくなるくらい数が少ないです。

そのくせしてパーカッション類は無駄に充実しています。

クラップが何故かここに1つだけ入れられてます。あと、シェイカーやタンバリンも少し入ってます。

本音を言えば、もっとキックとスネアに力を入れて欲しかった。

ベースワンショットは色々カテゴリーがあって、分けるのが面倒だったので1つにまとめました。パッド、シンセも同様。なんか微妙な感じです。

エフェクトは結構派手です。かなり目立ちます。Liquidならもう少し落ち着いてほしいです。

でも、珍しいことにビニールノイズのサンプルが1つだけ入っていました。

やっぱりLo-fi志向なんでしょうか。

ドラムワンショットがしょぼい分、ドラムループは少しだけ充実しています。

ビニールノイズが乗ったLo-fiなドラムループが多いのが珍しいところ。

ハーフテンポ(85BPM)にしてLo-fi Hip Hopと組み合わせるのはかなり面白い挑戦だと思います。

フルドラムループがほとんどですが、一応少しだけ分離されたドラムループも入ってます。それプラス、パーカッションループが別途20個入ってます。

こちらも量は少ないんですが、意外と良い素材が揃ってます。ちょっとビートが物足りないときに足すと威力を発揮するかもしれません。

ベースループはサブベース、リースベース系です。シンプルで良いと思います。

さて、本命はミュージックループです。

前半はかなり辛口のレビューとなりましたが、このサンプルパックの目玉はここです。

とにかく、ミュージックループの雰囲気が抜群に良いんです。

まずはデモソングを聴いてみてください(ていうか、デモソングDrum'n'Bassになってなくないか…？)。

柔らかく優しく、穏やかでリラックスできるパッド音…

幻想的で冷たく暖かいリバースピアノ…

「チルい」という言葉がぴったり当てはまる音たちばかりです。

そう、ミュージックループだけは神がかり的にクオリティが高いんです。

エフェクトループもかなり良いです。数は少ないものの、環境音をレコーディングしたものが収録されています。

アンビエント、環境音楽の血を色濃く引き継いだLiquidという感じです。

他のサンプルパックは、ドラムとかは良いんですけどパッドとかが「違うんだよ～もっとチルいのが欲しいんだよな～！！！」って感じ。

でも、このサンプルパックは、ドラムとかはかなり変だけどパッドとかが「そう！そういうの！そういうのが欲しいんだよ～！！！」っていう感じです。

総評としては「パッドループは100点満点、あとはまぁ…うん…」というピンキリの評価になりそうです。

それでも、幻想的なアンビエントループが欲しい人は絶対買うべきです。

逆に、パッドとかは自分で用意する、という人だと買って損するかもしれません。

ドラムループとかは良いんですけどね～。ドラムワンショットの扱いづらさはどうしてもマイナスポイントです。

LOOPOHOLICS

LOOPOHOLICS「Another Dimension Liquid DnB Construction Kits Vol.1」

https://sonicwire.com/product/A0200

一応欲しい。けどvol.2どこ？

LOOPOHOLICS「Drum and Space Liquid DnB Construction Kits vol.1」

https://sonicwire.com/product/93462

一応欲しいけど…。古い…。

LOOPOHOLICS「Drum and Space Liquid DnB Construction Kits vol.2」

https://sonicwire.com/product/95318?from=recom_95817

でもこうやって…

LOOPOHOLICS「Drum and Space Liquid DnB Construction Kits vol.3」

https://sonicwire.com/product/95817

シリーズ化されちゃうと…

LOOPOHOLICS「Drum and Space Liquid DnB Construction Kits vol.4」

https://sonicwire.com/product/96820

全部集めたくなるのが…

LOOPOHOLICS「Drum and Space Liquid DnB Construction Kits vol.5」

https://sonicwire.com/product/98142

人間の性だよね…。

LOOPOHOLICS「Liquid DnB Construction Kits」

https://sonicwire.com/product/A1979

多分欲しい。

LOOPOHOLICS「Liquid DnB Construction Kits 2」

https://sonicwire.com/product/A8209

多分欲しい。

LOOPTONE

LOOPTONE「Liquid Soul Drum & Bass and Downtempo」

https://sonicwire.com/product/A3141

何かと不親切だけど音のクオリティはピカイチ！心地よい綺麗さ。

HalftimeとLiquidを組み合わせたい人におすすめのサンプルパック。

【価格】GBP 25.95£

【収録内容】[Sample] 358    [Preset] 0

[Oneshot - Kick] 11

[Oneshot - Snare] 6

[Oneshot - Hi Hat] 1

[Oneshot - Crash] 3

[Oneshot - Ride] 1

[Oneshot - Percussion] 8

[Oneshot - Bass] 41

[Oneshot - Music] 41

[Oneshot - FX] 45

[Loop - Full Drum 172BPM] 44

[Loop - Kick 172BPM] 2

[Loop - Ride 172BPM] 1

[Loop - Percussion 172BPM] 43

[Loop - Bass 172BPM] 44

[Loop -Music 172BPM] 67

【質】　　　低い　　　☆☆☆★　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆★☆　　　　多い

【扱い】　　難しい　　☆★☆☆　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆☆★☆　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆☆☆★　かっこいい

キックのレビューの前に一言…。不親切すぎる！(デモソングがSoundcloudに無いのも個人的に困る)

まず、ドラムワンショットがキックやスネアなどに分類されておらず、ごった煮状態。

当然、サンプル数が少ないからそうしてるんですが…。

しかも、ファイル名も曖昧で、ハイハットなのかパーカッションなのかよく分からず分類にかなり困り…。

挙句の果てには、ワンショットのフォルダにループサンプルが混じっている始末…。

開始早々お手上げです。僕の部屋か？ってくらい整理整頓が行き渡っていません。

なので、公式サイトに書いてあるカテゴリーサンプル数と一致しない部分があります。

が、音の質はめちゃくちゃに良い…憎い奴…。「これ曲にめちゃくちゃ使いたいな」という音ばかりです。

キックは少ないものの、割と良い音です。アタック・低音強めのキックや、主張控えめの優しいキックなどが揃っています。

スネアも軽快で、Liquid向きの音をしています。

クラッシュシンバルもライドシンバルもうるさすぎず、丁度良い存在感があります。

パーカッションのワンショットも、トランジションエフェクトとして使いたいくらい綺麗な音です。

これでサンプルが整理整頓されてたら、100点満点なんですけどね…。

ベースワンショットはニューロベース、ワブルベース系が多いです。

Liquidと合うのかは分かりませんが、アクセントとしてはバッチリハマると思います。

ミュージックワンショットも色々あって、アクセントとして丁度良いと思います。

こちらはLiquidらしい綺麗系の音ですね。

エフェクトワンショットも色々用意されてます。これもごった煮でイラっとしますが、これに関しては他のサンプルパックでもよくあるので目を瞑ります。

そしてドラムループもこれまためちゃくちゃ良い…。

このサンプルパック、ジャケットには「Downtempo」と書かれていますが、サイトでは「Halftempo」と記載されています。

そう、Halftime Drum'n'Bassの要素もあるサンプルパックなんです。

なので、普通のDrum'n'Bassのビートだけでなく、ハーフテンポ系のビートも充実しています。

しかも、ちゃんとトップループ(パーカッションループ)も入っているので、キックとスネアは自分でデザインできます。マジで最高です。

ベースループはやや主張強め？Neuro Funkの要素が少し入り込んでいる感じがします。

とはいえ、ディープな感じの丸みあるベースなので、さほど浮くこともないかなぁと思います。

ミュージックループは奇抜なものから王道の綺麗系パッドまで、色々ありますね。

 ピアノとかアルペジオとかかなり綺麗です。派手なやつも割とあるんですけど…。

 総評としては「ドラムワンショットは何かと酷いけど、あとは全部最高」という感じです。

なんでドラムワンショットの分類だけあんなにさぼったんでしょうか。あれさえ無ければ本当に100点です。

Halftime Liquidを作りたい人、そうでない人にもおすすめできるサンプルパックです。

MONSTER SOUNDS

MONSTER SOUNDS「Liquid Rollers Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A6918

無難 of 無難。これさえあればとりあえずLiquidは簡単に作れます。

変な冒険をしたくない、ハズレを引きたくない人向けサンプルパック。

【値段】GBP 24.95£

【収録内容】[Sample] 331   [Preset] 0

[Oneshot - Kick] 21

[Oneshot - Snare] 21

[Oneshot - Hi Hat] 10

[Oneshot - Crash] 2

[Oneshot - Percussion] 9

[Oneshot - Bass] 11

[Oneshot - Atmosphere] 10

[Oneshot - Synth] 9

[Oneshot - Vox] 7

[Oneshot - Riser] 3

[Oneshot - FX] 11

[Loop - Full Drum 165-174BPM] 55

[Loop - Strip Drum 170-174BPM] 23

[Loop - Top 170-174BPM] 23

[Loop - Bass 170-174BPM] 50

[Loop - Music 170-174BPM] 66

[Sampler Patch] 47

[Rex2] 241

【質】　　　低い　　　☆☆☆★　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆★☆　　　　多い

【扱い】　　難しい　　☆☆☆★　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆☆★☆　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆☆★☆　かっこいい

キックはアタックが強く、ディケイも短めでストイックな感じです。

少し低音が弱いような気がしなくもないけど、ほぼ気にならないと思います。好みのキックです。

数はそれなりにありますが、バリエーションの幅は少し狭いかも。どれもちょっと似た感じの音。

スネアも似た傾向にあります。ストイックで、ピッチ高め、バリエーション少なめです。

ここらへんは好みが分かれると思うので、デモソングで判断してください。

僕は割と好きな音です。

ハイハットは至って普通。オープンとクローズの区別はありません。

クラッシュは控え目でLiquidに丁度良さそうな感じです。ただし、2つだけしか入ってません。

パーカッションは地味です。これといった特徴があまり…。

ベースワンショットは全てリースベースです。

基本的にぬるっとしたディープなリースベースですが、2つくらい超うるさいニューロベースみたいなのが混じってます。

アトモスフィア(パッド)のワンショットはちょっと暗い雰囲気。

シンセワンショットは相変わらず使い道不明です。何故か良い感じのメロディアスなパッドが混じっています。

ボックスワンショットはまあ使えるかな～程度。数が少ないので何とも言えません。

エフェクトワンショットはバリエーション豊かです。

そこそこ遊べると思います。14個しか入ってないけど。

ドラムループはワンショットと似ていて、軽快な音が多いです。

ワンショットだとアタックの強さが目立ちますが、ループにするとLiquidらしい軽快なビートになります。

トップループが用意されているのも親切です。ただし、トップループがあったりなかったりするのでやっぱり不親切な気もします。

ベースループは基本リースベースとワンショット系の音です。

滑らかにうねうね鳴るベースも、ぼんぼん鳴るベースも用意されてます。

お好きな方をどうぞ。

ミュージックループはめちゃくちゃバリエーション豊かです。

アグレッシブなやつから、綺麗なピアノループ、エレピ、アルペジオ、アナログシンセ、パッドまで…かなり多種多様です。

内訳はSonicwireのページに書いてあったのでご参考までに。

個人的に結構好みの音です。

総評としては「特徴と言える特徴がない地味なサンプルパックだけど、地味だからこそ無難で使いやすい」という感じでしょうか。

「Liquidを作るとき、迷ったらとりあえずこれを漁る」みたいな立ち位置になりそうです。

一家に一台、どうでしょう。

NICHE AUDIO

NICHE AUDIO「DnB Liquid Elements」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/5807-DnB-Liquid-Elements

ちょっとほしい。

ORIGIN SOUND

ORIGIN SOUND「Atlantis」

https://originsound.co.uk/products/atlantis?_pos=4&_sid=5bff0f610&_ss=r

すっごく欲しい。

ORIGIN SOUND「Fundamental Liquid DnB」

https://originsound.co.uk/products/fundamental-liquid-dnb?_pos=3&_sid=5bff0f610&_ss=r

すっごく欲しい。

ORIGIN SOUND「Liquid Motion Modern DnB Essentials」

https://originsound.co.uk/products/liquidmotion?_pos=2&_sid=5bff0f610&_ss=r

すっごく欲しい。

ORIGIN SOUND「Reflection Organic Liquid DnB」

https://originsound.co.uk/products/reflection?_pos=1&_sid=5bff0f610&_ss=r

すっごく欲しい。

PRIME LOOPS

PRIME LOOPS「LIQUID D&B Essentials」

https://sonicwire.com/product/90667

ちょっとほしい。

PRIME LOOPS「Liquid Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A1751

ほしい。

PRODUCER LOOPS

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass」

https://sonicwire.com/product/90456

一応買うけど…。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass Volume2」

https://sonicwire.com/product/90650

一応買うけど…。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass Volume3」

https://sonicwire.com/product/91528

一応買うけど…。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass Bundle」

https://sonicwire.com/product/91462

上記3製品のバンドルです。本当にただバンドルになってるだけで、割引とかはほとんどありません。Sonicwireは「お得です」って言っていますが、そんなにお得ではないです。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass Volume4」

https://sonicwire.com/product/95389

どうせなら↑のバンドルに入れてその値段にしてほしい。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass The wav Sessions Vol1」

https://sonicwire.com/product/98161

一応ほしい。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass The wav Sessions Vol2」

https://sonicwire.com/product/98458

一応ほしい。

PRODUCER LOOPS「Liquid Drum and Bass The wav Sessions Vol3」

https://sonicwire.com/product/99470

一応ほしい。

PRODUCER LOOPS「Neuro DnB Liquid Edition Volume1」

https://sonicwire.com/product/A7652

ほしい。

PRODUCTION MASTER

PRODUCTION MASTER「Gravity - Liquid DnB」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/10952-Gravity-Liquid-Dnb#

Black Octopus Sound · Gravity - Liquid DnB - Demo

サンプルの宝庫、かつシンセプリセットの宝箱。

自分でメロディを奏でたい人の味方となるサンプルパック。

【値段】USD 39.95$

【収録内容】[Sample] 441   [Preset] 101

[Oneshot - Kick] 20

[Oneshot - Clap] 6

[Oneshot - Snare] 15

[Oneshot - Snap] 6

[Oneshot - Hi Hat] 15

[Oneshot - Ride] 4

[Oneshot - Synth] 26

[Oneshot - FX] 30

[Loop - Full Drum 170-172BPM] 43

[Loop - Strip Drum 170-172BPM] 24

[Loop - Percussion 170-172BPM] 18

[Loop - Top 170-172BPM] 48

[Loop - Fill 170-172BPM] 22

[Loop - Build 172BPM] 8

[Loop - Bass 170-172BPM] 24

[Loop - Chord 172BPM] 35

[Loop - Music 170-172BPM] 78

[Loop - Vocal Chop 170-172BPM] 19

[Serum Bass] 16

[Serum Pad] 10

[Serum Pluck] 19

[Serum Synth] 15

[Serum Lead] 16

[Serum Key] 7

[Serum Other] 18

[MIDI] 31

【質】　　　低い　　　☆☆★☆　　　　高い

【量】　　　少ない　　☆☆☆★　　　　多い

【扱い】　　難しい　　☆★☆☆　　　　簡単

【値段】　　高い　　　☆★☆☆　　　　安い

【デザイン】しょぼい　☆☆★☆　かっこいい

キックの音はとても良いですね。模範的で綺麗な音です。アタックと低音が良く出ています。

もともとバリエーション豊かですが、レイヤーしても面白いと思います。

クラップの音は良い感じの軽快さです。

スナップの音と同じフォルダに入っていて、こちらも軽快で綺麗な響きがします。

スネアもバリエーション豊かで、重心が低いもの、ピッチが高いもの、生スネアっぽいものなど、様々な音が収録されています。

スネアとクラップ・スナップを重ねるとまた面白そうです。

ハイハット、ライドシンバルも癖がなく使いやすそうです。

もう少しライドシンバルがあれば良かったんですけれど…。

ドラムループも非常に良いです。Liquidらしい落ち着きを孕んでいます。

激しすぎず、弱すぎず…主張がありながらも上品です。

トップループとパーカッションループが用意されているのも完璧としか言いようがありません。

エフェクト類も癖がなく、オーソドックスで非常に使いやすそうな印象があります。

ただ、何故か「FX Loops」と「FX Sweeps」というフォルダに分かれています。謎です。

あと、相変わらずシンセワンショットは使い道が謎です。サンプラーに読み込むのが正解なのか…？

ベースループはちょっと主張が強すぎます。

LiquidというよりアグレッシブなDrum'n'Bassに向いている感じ。

ちょっとだけサブベースっぽいやつも混じってますが、全体的に派手なベースです。

コードループやシンセループも明るすぎます。Future Bassか？ってくらい派手なシンセ音です。

落ち着いたLiquidというより、EDM寄りの元気なLiquid Funkという感じです。

個人的にあまり好みでないので、少し残念かもしれない…。

ボーカルチョップが入っている点からしても、やはり元気系・陽キャ系(?)のLiquid Funkですね。

どうもEDM寄りっぽいです。そういうのはMelodic Drum'n'Bassとかに任せれば良いと思う…。

それでも、このサンプルパックが強いのはシンセプリセット収録という点だと思います。

ベースは相変わらず強いし、シンセもパッドも派手ですが、キーやプラックの音はとても綺麗です。何故かピアノもどきみたいな音も入ってます。

自分でフレーズを奏でられるというのは、やはりかなりの強みです。

そして、そのフレーズの音色が予め作られているというのも強いです。流石。

総評としては「派手なEDM系Liquidだけど、ドラムとかシンセプリセットとかがすごい」という感じです。

派手なLiquidが好きでない人にはあまりおすすめできませんが、それでもドラムの音はとても良いので、それ目当てで買うのはアリかな～とも思います。

シンセプリセットもレアですし。ただ、ちょっとだけ値段がお高いです。

PRODUCTION MASTER「Gravity 2 - Liquid DnB」

https://blackoctopus-sound.com/product/gravity-2-liquid-dnb/

ほしい。

PRODUCTION MASTER「Spectral」

https://sonicwire.com/product/A6737

RANKIN AUDIO

RANKIN AUDIO「Liquid Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/99171

RANKIN AUDIO「Liquid Drum and Bass 2」

https://sonicwire.com/product/A1318

表記揺れが気になるけど、まぁほしい。

RANKIN AUDIO「Liquid Drum and Bass Soul」

https://sonicwire.com/product/A7477

めっちゃほしい。

SAMPLE DIGGERS

SAMPLE DIGGERS「Liquid DnB Vocals」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/10335-Liquid-Drum-Bass-Vocals

一応買おうかな…。

SINGOMAKERS

SINGOMAKERS「Atmo Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A8292

SINGOMAKERS「Atmospheric DnB Sensation」

https://www.loopmasters.com/genres/15-Drum-and-Bass/products/12825-Atmospheric-DnB-Sensation

超ほしい。

SINGOMAKERS「Atmospheric Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A5338

SINGOMAKERS「Drum & Bass Oblivion」

https://www.loopmasters.com/genres/15-Drum-and-Bass/products/10994-Drum-Bass-Oblivion

名前もジャケもLiquidっぽくない。ほしいけど。

SINGOMAKERS「Drum & Bass Stratosphere」

https://sonicwire.com/product/A8740

SINGOMAKESRS「Equilibrium State」

https://www.loopmasters.com/genres/15-Drum-and-Bass/products/7800-Equilibrium-State

名前もジャケもLiquidっぽくない。ほしいけど。

SINGOMAKESRS「Liquid Drum & Bass Singularity」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/12204-Liquid-Drum-Bass-Singularity

めっちゃほしい。

SOUL LUSH RECORDS

SOUL LUSH RECORDS「Dark Minimal Liquid D&B」

https://sonicwire.com/product/A4019

5PIN MEDIA

5PIN MEDIA「Liquid Drum & Bass Horizons」

https://sonicwire.com/product/A7432

5PIN MEDIA「Liquid Drum & Bass Horizons 2」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/12730-Liquid-Drum-Bass-Horizons-2

超ほしい。

5PIN MEDIA「Liquid Drum & Bass #07 NI Massive」

https://sonicwire.com/product/A7866

世にも珍しいLiquid Drum'n'Bassのシンセプリセット。かなりほしい。

5PIN MEDIA「Liquid Drum & Bass NI Massive X」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/12664-Liquid-Drum-Bass-NI-Massive-X

 第2弾はMassive X。めちゃくちゃ欲しい。

TD AUDIO

TD AUDIO「Liquid Funk Drum-n-Bass」

https://sonicwire.com/product/A8201

THICK SOUNDS

THICK SOUNDS「Instrumental Liquid Drum & Bass」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/10611-Instrumental-Liquid-Drum-Bass

THICK SOUNDS「Liquid Funk Era」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/12386-Liquid-Funk-Era

THICK SOUNDS「Visionary Liquid Drum & Bass」

https://www.loopmasters.com/genres/158-Liquid/products/11397-Visionary-Liquid-Drum-Bass

ZENHISER

ZENHISER「Sublime Drum & Bass」

https://sonicwire.com/product/A2565

死ぬほどほしい。めっちゃほしい。

【サンプルパック/シンセプリセット】Vaporwave

Vaporwaveについて

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「Vaporwave」は、1980年代の音楽をスロー再生したり、加工したりすることで作られるジャンルです。

スロー再生されるという性質上、テンポは遅くなり(100BPMを下回ることが多い)、音質が劣化してもやもやした音になります。

その中でも特に、おっさんが歌ってるのかと思うくらいピッチが下がったボーカル、ﾊﾞｼｨｲｲﾝと残響がやたら長くて癖のあるスネアなどが特徴的。

それ以外にも、原曲を切り刻んで順番を入れ替える(カットアップ)、同じフレーズを繰り返す(ループ)などの加工をすることがあります。

また、リバーブ、ディレイ、フランジャー等の空間系・モジュレーション系エフェクトを用いることもあります。

歴史的には、1980年～1990年頃の消費資本主義、大衆文化、当時のポピュラー音楽などへの懐古、あるいは批判という意味合いのあるジャンルです。

そのため、1980年代のCMがサンプリングされたり、当時のアニメがサンプリングされたりすることも多いです。

テレビの普及という歴史的背景を踏まえると、VHSノイズもたまに耳にする要素です。

ほとんどの場合、Vaporwaveでは原曲(元ネタ)を大胆にサンプリングして作られるジャンルなので、完全オリジナルのVaporwaveは極めて稀です。

そのため、著作権的なアレを踏まえて、基本的にネット上でフリーリリースされることが多いです。

それゆえ、YouTubeにもVaporwave Mixがかなり投稿されているのですが、たまに原曲の著作権が引っ掛かって再生できない動画があったりします。

起源ジャンル

 Vaporwaveのサンプリング元となるジャンルは「Lounge Music」「Smooth Jazz」「Contemporary R&B」など、実に様々です。

加工する原曲の雰囲気によって、Vaporwaveの雰囲気は大きく変化します。

「Lounge Music」はその名の通り、ホテルのラウンジやカフェなど、オシャレで社交的な場のBGMにぴったり合うような、落ち着いた雰囲気で会話などの邪魔にならない音楽全般を指します。

「Chillout」とも似ていますが、Lounge Musicの方が生楽器感が強く、Jazzなどとの結びつきも強いです。Chilloutはデジタルシンセを使うことが多いです。

「Smooth Jazz」にも、ラジオ番組などのBGMとして用いられていたという経緯があります。

その耳馴染みが良く(その名の通りスムーズな耳触り)まったりした雰囲気が特徴です。

最後の「Contemporary R&B」ですが、このあたりのジャンルは詳しくないので全く分かりません。でも、マイケルジャクソンの曲とかもこのジャンルだった、ということだけは覚えてます。

このように、割と何でもアリのジャンルであるため、曲の雰囲気は元ネタの原曲によって大きく変化します。

Lounge系だとチルい感じになりますし、R&B系だとポップな感じになります。

でも、スロー再生によって全体的にゆるーくて甘い音になるので、ミックス動画にしてしまうと意外とその差は感じられなくなったりします。

類似ジャンル

同じく1980年代リスペクトという点では、「Synthwave(Retrowave)」「Chillwave(Glo-fi)」と親戚みたいな関係にあります。

両方のジャンル名にwaveが付いてるので、一目で親戚だと分かります。

どちらも1980年代の「Synthpop」というジャンルから派生していて、「アナログ感のあるデジタル曲」といった印象です。それもそのはず、大抵の場合アナログシンセを使っています。

これを現代の技術でリスペクトして再現しようとしたのがSynthwave、そのなかでもチルいものをChillwaveと呼ぶことが多いです。

どちらも1980年代っぽいスネアの音を使っているのが特徴的です。

また、Lounge Musicをサンプリングした場合「Chillout」「Ambient」とも近い雰囲気になります。

特に「新しい日の誕生」というアルバムに収録されているVaporwaveは、もはや99%くらいAmbientです。

よくよく聴くとスロー加工によるLo-fi感が出ているのですが、ぶっちゃけ普通に聴くだけだとAmbientです。

www.youtube.com

また、ほとんど関係ありませんが、曲のテンポを弄るだけで作ることができるジャンルという意味では、曲のテンポを上げるだけで作れる「Nightcore」とも親戚…かもしれませんね。

派生ジャンル

一番有名な派生ジャンルは多分「Future Funk」です。またもやFutureか…。

Future FunkはVaporwaveとは逆で、原曲のスピードを上げて再生することによって制作されます。

また、サンプリング元は日本のCity Popなどが多くなります。Vaporwaveもそうですが、意外と日本との関係が深いジャンルたちです。

ちなみにNightcoreとの違いはサンプリング元です。Nightcoreは日本のアニソンやJ-coreなどのテンポを上げて制作されます。

Vaporwaveを「陰キャ」に喩えるとFuture Funkは「陽キャ」なので、DJでプレイされることもしばしばあります。

ちなみに僕は陰キャなのでVaporwaveのDJをしたことがあります。

Vaporwave→Future Funkという真逆の派生ではなく、同じ方向性で派生したジャンルとしては「Vapor Trap」が代表的です。

これはその名の通り、VaporwaveにTrapのビートを乗せたものです。

「Chill Trap」とよく似ていて、「Lo-fi Trap」とも瓜二つです。

他にも数え切れないくらい多くの派生ジャンルがあります。

有名なものだと「Eccojams」「Signalwave」「Post-Internet(Hypnagogic Drift)」「Late-Night Lo-fi」「Mallsoft」「Hard Vapor」とか…。

それ以外にも「Vapornoise(Vaporgaze)」「Vaporgoth」「Laborwave」「Hypnagogic Ambient」「Fashwave」「Trumpwave」など…。

ぶっちゃけ細分化されすぎなので、興味がある人だけ調べれば良いと思います。

ただ、Vaporwaveというジャンルは本当に色々な表情を持っているので、それを全部ひっくるめてVaporwaveと呼ぶのは少し勿体無いかもしれません。

有名ジャンルだけならなんとか抑えられると思うので、調べてみても良いかもしれません。

こういう情報って、検索しても日本語ではほとんどヒットしないんですが、Vaporwaveは結構情報があります。流石ネット発のジャンルです。

↓こちらのサイトなんかが参考になると思います。

「普段聴いていたVaporwaveはこのサブジャンルだったんだな～」と、かなり勉強になって面白いです。僕は「Signalwave」「Late-Night Lo-fi」「Mallsoft」が好みでした。

どうでも良いですが、僕が作った天神Vaporwaveは、この記事のおかげで「Signalwave」に属するということが分かりました。感謝です。

obakeweb.hatenablog.com

www.nicovideo.jp

ちなみにTrumpwaveの「Trump」は、何を隠そうトランプ大統領のことです。もう全く以って意味不明です。まぁ、もともとVaporwaveには社会風刺の目的もあるので分からなくもないけれど…。

Vaporwaveのサンプルパック/シンセプリセット

というわけで「原曲ありきのジャンルなのに、サンプルパックなんてあるの？」と思われるかもしれませんが、実は少しだけあるんです。

というのも、これだとVaporwaveは著作権のアレで販売ができないという問題があります。

だったら完全オリジナルのVaporwaveを作ればいいじゃん、みたいな流れで、ごくわずかですがVaporwaveのサンプルパックが誕生しました。

というか、上で少しだけ触れたVaporwaveのサブジャンルのなかに、そもそもサンプリングなんかせずに作られるジャンルもあるので、まぁサンプルパックがあってもおかしくはないか～とは思います。

ただ、需要があるのかは微妙で、2020年現在Vaporwaveブームも落ち着いてるみたいですし、今後Vaporwaveのサンプルパックが増えることはあまり期待できなさそうです(それでも僕は今でもVaporwaveが大好きです)。

シンセプリセットなんて無いだろうな…と思っていたのですが、なんとSpliceにて発見しました。驚きです。

ただし、Lounge系、Jazz系、R&B系のサンプルパック、ボーカルやCM・映画のボイス系サンプルパックなどは、Vaporwaveのサンプルパックそのものよりずっと重要です。

そう、「1980年代っぽい曲を自作して、それを自分で勝手にVaporwaveにする」という手法なら、著作権もクソもないでしょうという理屈です。清々しいですね。

FREAKY LOOPS

FREAKY LOOPS「Vaporwave」

https://www.freakyloops.com/products/Vaporwave

Freaky Loops/Famous Audio · FL172 - Vaporwave Sample Pack Demo

LOOPMASTERS

LOOPMASTERS「Vaporwave City」

https://sonicwire.com/product/A6108

Loopmasters · Vaporwave City

PRIME LOOP

PRIME LOOP「Vaporwave Aesthetics」

https://sonicwire.com/product/A6466

SAMPLE DIGGERS

SAMPLE DIGGERS「Particles 80s Vaporwave」

https://sonicwire.com/product/A4233

SAMPLE MAGIC

SAMPLE MAGIC「Vaporwave」

https://splice.com/sounds/sample-magic/vaporwave?sound_type=sample

SAMPLE MAGIC「Vaporwave 2」

https://splice.com/sounds/sample-magic/vaporwave-2?sound_type=sample

SAMPLE MAGIC「Vaporwave Arps & Sequences」

https://splice.com/sounds/sample-magic/vaporwave-arps-sequences?sound_type=sample

SAMPLE MAGIC「Vaporwave Melodics」

https://splice.com/sounds/sample-magic/sm101-vaporwave-melodics?sound_type=sample

【サンプルパック/シンセプリセット】Future Garage

Future Garageについて

「Future Garage」は、非4つ打ちのリズムが特徴的で、物静かで幻想的な雰囲気を持ったチルアウト系のジャンルです。

テンポは120～150BPM前後であることが多いですが、もっと遅くなることもあるし、もっと速くなることもあります。

また、ハーフテンポで制作されることも多く、体感では60～75BPM前後に聴こえることが多いです。

チルアウト系ジャンルであるため、パッドやアンビエンス、そしてディレイやリバーブなどのエフェクトがふんだんに用いられます。

また、リバーブを深くかけたピアノやアンビエント系ボーカルエフェクトを用いることもよくあります。

ただ、理由は分かりませんが、ボーカルは何故かピッチを下げてVaporwaveみたいな感じにすることが多いです。謎です。

ベースにリースベースが多く用いられるのも特徴です。

リースベースと言えば、Neuro Funkでよく聴くニューロベースのようなものを想像される方もいるかもしれませんが…。

Future Garageのリースベースはハイカットされていて、とても柔らかく滑らかな音です。ベースラインの音程をグライドさせるテクニックもよく使われます。

サブベースと似ていますが、LFO由来のうねりがあるのが特徴的です。

それから、ドラムの音にフォーリーの音を混ぜるのがほぼ定番になっています。

このフォーリーのガチャガチャした複雑なリズムがとても面白く、聴きごたえのある部分であり、制作においてもセンスが問われる部分です。

特に、スネアが鳴る手前に、逆再生したフォーリーを重ねる手法はよく用いられています。

起源ジャンル

Future Garageは「UK Garage」と「2step Garage」というジャンルがその先祖であると言われています。

Future Garageのドラムの刻み方は、完全にUK Garage/2step Garage譲りです。

これらのジャンルの違いは、超ざっくりに言うとBPMをそのまま捉えるか、ハーフテンポとして捉えるかの違いです。

UK Garageは120～150BPMくらいの非4つ打ち系ジャンルですが、4つ打ちの曲も存在します。テンポをそのまま捉えた形です。

一方で、2step Garageはそれをハーフテンポにするので60～75BPMくらいに聴こえます。こちらは十中八九、非4つ打ちです。

それらが混ざって、Future Garageのドラム系統が形成されたみたいです。

実際、ハーフテンポになったりならなかったり…というのは前述した通りです。

ただし、Future Garageに派生するにつれ、ドラムにフォーリーや細かなパーカッションが重ねられるようになり、多くの場合、UK Garage/2step Garageよりドラムの刻まれ方が複雑になっています。

これらUK garage/2step Garageは、一旦ブームが過ぎたものの、あるアーティストの方が「Garageにもまだ未来…Futureがあるはずだ」と考えたのが、このジャンルの起源だと言われています。

「未来のGarage」というより「未来のあるGarage」といったニュアンスだったんですね。

その方は普段から、アンビエント系の要素を組み合わせたGarageを制作していたようで、それが後にFuture Garageと呼ばれるようになった、とされています。

類似ジャンル

Future Garageは「Chillstep」というジャンルとよく似ています。

どちらも120～150BPMくらいで、よくハーフテンポになるチルアウト系、という点でかなり似ています。

なかには、完全に「Future Garage=Chillstep」と捉えている方もいるみたいです。

実際、それらのジャンル境界はかなり曖昧ですし、ハッキリ区別する必要もさほどないと思います(音楽は自由が一番なので…)。

ただ、あえて区別するとするならば、ChillstepはDubstepから派生しているという点がポイントになります。

ChillstepはDubstepの派生形なので、リバーブやディレイを深くかけたスネアの音が大きな特徴となります。

また、ドラムもFuture Garageほど複雑ではなく、比較的シンプルな印象があります。

とはいえ、Future Garageの先祖であるUK Garageも、Dubstepと関係があるので、やはりどれも似た者同士、といった感じです。

ちなみに「Future Bass」や「Future House」とはほぼ関連性がありません。

厳密には、Future BassとFuture Garageは遠い親戚ですが、曲調があまりにも違うので別物と捉えた方が良いと思います。

Future Houseに至ってはマジでほとんど関係ないと思います。Garage Houseというジャンルがあるので100%無関係とは言えませんが…どう考えても別物です。

余談ですが、Future Garageのテンポを極端に上げたり下げたりすると「Liquid Drum'n'Bass」とか「Chill Hop」みたいになることがあります。

派生ジャンル

これは確証が全く無いのですが、最近イギリスで注目を集めている新ジャンル「Wave」に、少しだけFuture Garegeの面影があります。

Waveは「チルアウト方面に寄っていったベースミュージック」といった感じです。

それゆえ、DubstepやTrap、Grime(UK Garageの親戚)などのベースミュージックをごちゃ混ぜにしてチルく盛り付けしたものだ、と僕は大まかに捉えています。

なので、間接的ではあると思うのですが、Future GarageとWaveは少しだけ音楽的な関係があるような気がします。勘違いだったらすみません。

ただ、僕がまとめたプレイリストの多くが「Future Garage/Wave Mix」となっているので、音楽的に似ているというのは確かにあるみたいです。

個人的には「Future Garage+Chill Trap=Wave…???」みたいな偏見を持っています。

Future Garageのサンプルパック/シンセプリセット

Future Garageは地味で知名度が低いからなのか、他ジャンル(UK GarageやChillstepなど)のサンプルパックで事足りるためなのか、ジャンルの定義が難しいからなのか、Future Garageを謳って売り出されるサンプルパックは非常に少ないです。

また、Future Garageに使えそうなサンプルパックでも「Future Garage」と明記しているものが少なく、探しづらいという問題もあります。

同じく、シンセプリセットも非常に数が少ないです。

Future Garageのシンセプリセットが単体で売り出されることはまずありません。

大抵はサンプルパックとセットで販売されています。

とはいえ、こちらはAmbientやChillout系のシンセプリセットである程度代用可能です。

しかし裏を返せば、ここに掲載しているサンプルパックを全て押さえておけば、Future Garageの制作にかなり強くなれるということでもあります。

ちょっと高いですが、現時点では3～4個くらいしかありませんので、セールを狙って買っておきましょう。

確かどれもLOOPMASTERSのサイトで買えるので、各社が一斉にセールを行うブラックフライデーが狙い目ですね。

それから、「フォーリー系のサンプルパック」「エレクトロニカ系のサンプルパック」「ドラムの音が複雑なアンビエント、チルアウト系サンプルパック」もチェックしておくと良いと思います。

どれもFuture Garageにかなり応用できます。特にフォーリーは大事です。フォーリーのループ素材が入っているサンプルパックも非常に役立ちます。

BLACK OCTOPUS

BLACK OCTOPUS「Stratosphere by Elliot Berger」

https://sonicwire.com/product/A9255

洗練されていて高品質、しかし何故か170BPMまで跳ね上がるサンプルたち…

普通のFuture Garageに飽きた上級者にもお勧めしたい変化球サンプルパック

ジャケットの真ん中に「Future Garage」って書いてあるのに、Sonicwireでは「フューチャーベース向けサンプルパック！」と紹介されている可哀想なサンプルパック。

でも、現状Sonicwireで購入できる、唯一のFuture Garage向けサンプルパックでもあります。とても貴重です。

さらに、サンプルだけでなく、Serumのシンセプリセットも付いてきます。Future Garage向けのシンセプリセットも超レアです。

LOOPTONE

LOOPTONE「Deepest Blue Chilled Garage」

https://sonicwire.com/product/A3609

あくまで「Chill Garage」であってFuture Garageではない微妙な立ち位置…

ただ、Future Garageを専門で作るならコレクションに入れる価値あり

Future Garageを意識してるのかしてないのか、よく分からないサンプルパック。

一応Sonicwireにも置いてありますが「…なんかFuture Garageっぽくねぇなぁ？」感があるので、ひとまず黒タコのサンプルパックを「Sonicwire唯一のFuture Garageサンプルパック」としておきます。

Sonicwireには、ジャケットだけ違う同名同メーカーの製品が並んでいますが、そちらは多分旧バージョンだと思われます(https://sonicwire.com/product/A3534)。

中身は多分同じ…？流石に買って中身をチェックするのはやりたくないですね…Sonicwireに問い合わせれば何か分かるかも。

PRODUCTION MASTER

PRODUCTION MASTER「Landscapes - Experimental Garage」

https://www.loopmasters.com/genres/60-Garage/products/11796-Landscapes-Experimental-Garage

サンプルもシンセプリセットもバリエーション豊富でとっても良い音色

Future Garageに慣れてきた中級者の心強い味方、もちろん初心者にもぴったり

Experimental(実験的)と書かれていますが、普通にFuture Garageのサンプルパックです。Experimentalと言われるとキワモノ系を想像しがちですが、至って普通のサンプルパック。

リリースされて間もないので、まだSonicwireには並んでいません。

早く並ぶと良いですね(僕は待てなかったのでLOOPMASTERSで買いました)。

ちなみにこの子もLOOPMASTERでFuture Bassタグを付けられていました。もうなんか…救いようがないというか…。

ZENHISER

ZENHISER「Future Garage」

https://www.zenhiser.com/products/future-garage-sounds?_pos=2&_sid=faf7f6b23&_ss=r

シンセプリセット入っていないし高いけど、ほぼ最強の最終兵器

コンストラクションキット入りでFuture Garage初心者に最適

唯一「Future Garage」と大々的に名乗り出ているサンプルパックです。

実際、とても品質の高いFuture Garage素材が揃っています。

ZENHISERのサンプルパックはSonicwireに結構置いてあるのに、何故かこいつだけ置かれていません。仲間外れ。村八分。なんだか哀れ。

【サンプルの質】　低い　　　☆☆☆☆　　　　高い

【サンプルの量】　少ない　　☆☆☆☆　　　　多い

【方向性】　           アングラ　☆☆☆☆　ポピュラー

【製品の値段】　　高い　　　☆☆☆☆　　　　安い

【デザイン】　　　しょぼい　☆☆☆☆　かっこいい

【サンプルパック】Psybient / Psychill / Downtempo Psy / Psy Dub

Psybientについて

PsybientはPsyTranceとAmbientを融合させたジャンルです。

Ambientをベースに、PsyTrance特有のｳﾆｮｰﾝとかﾌﾟｫｰﾝみたいな音を混ぜ込んだジャンルといった感じでしょうか。

PsybientはPsychill、Downtempo Psyなどとも呼ばれています。

これらは全て同じ意味合いのものと捉えてもらっても一応問題はありません。

ただし、個人的にはこれらを全て区別して考えています。

以下にその個人的な分類について書いておきますね。

まず、PsybientはPsyである以前にAmbientです。

それゆえ、キックなどのビートがほとんど無く、落ち着いた雰囲気であるものを指す、と考えています。

AmbientにPsy要素を足した、というイメージです。

次に、PsychillはAmbientではなくChillという点がポイントとなります。

そう、チルければビートの有無は問われないんです。

そのため、キックなどのビートがあるけれど、落ち着いた雰囲気を保っているものを指す、と考えています。

Chill outにPsy要素を足した感じです。

そして、Downtempo Psyですが、こちらはDowntempoであるという点が重要です。

テンポが遅いということだけが特徴なので、ビートもあるでしょうし、チルいとも限りません。

よって、キックなどのビートがあり、かつチルいというわけでもないものを指す、と考えています。

これは、普通のテンポのPsyTranceを単に遅くしただけ、とも捉えられるかもしれませんね。

確かにどれも似たような雰囲気のジャンルですし、全てPsybientにまとめてしまっても良い気はします。

ただ、寝るときにPsybientを聴きたいな～と思ったとき、キックがどんどん鳴っててアグレッシブなDowntempo Psyが流れてきたら少し困りますよね。

ですので、僕のなかではこれら3ジャンルを意識的に区分しています。

ただ、もう1つ、これらのジャンルに似ていながらも、雰囲気が少し異なるジャンルがあります。それがPsy Dubです。

Psy Dubはよく分からないのですが、ダウンテンポ(100BPM以下)という点ではこれらのジャンルに似ているので、同じページにまとめています。

Psy Dubはレゲエのリズムと跳ねるようなメロディを特徴とするらしい…？です。

日本語の記事がほとんど無いので、ちょっと確信が持てません。

起源ジャンル

PsyTranceとAmbient、Chill outあたりが起源だと思います。

元々、AmbientとPsyは誕生当初から相性が良かったという話も聞きます。

類似ジャンル

Ambientと瓜二つです。AmbientとPsybientの境界線はかなり曖昧です。

もちろん、Downtempo PsyはPsyTranceと雰囲気が似通っています。

ちなみに、テンポで分けると、

60~120BPM…Downtempo Psy (Psybient, Psychill, Psy Dub)

120~150BPM…PsyTrance

150~200BPM…Hitech PsyTrance

といった感じになります。テンポが変わるだけでここまで雰囲気が変わるのは面白いですね～。

派生ジャンル

Psybient自体、AmbientとPsyTranceのサブジャンルですので、Psybientから何かに派生したという流れはあまり無いです。

起源ジャンルも類似ジャンルも派生ジャンルも、Ambient、Chill out、PsyTranceの3つが要です。

Psybientのサンプルパック/シンセプリセット

Psybientのサンプルパック/シンセプリセットはやはり少ないです。

ですが、マニアックなジャンルの割には多い方…でしょうか？

Future Garageより多いのは驚きです。

特に最近はZENHISERがこれ系統のサンプルパックを少し出し始めていて、とても貴重です。

ZENHISERはPsyTranceのマニアックなジャンルのサンプルパックを少し出しているので、Psy好きにとってはとても重要なレーベルとなります。要チェックです。

FAMOUS AUDIO

FAMOUS AUDIO「Psytronica」

https://www.freakyloops.com/products/Psytronica

Loopmasters · Psytronica

LOOPMASTERS

LOOPMASTERS「Psychedelic Dub Chamber」

https://sonicwire.com/product/95445

Loopmasters · Psychedelic Dub Chamber

LOOPMASTERS「Psychedelic Dub & Glitch」

https://sonicwire.com/product/A5909

Loopmasters · Psychedelic Dub & Glitch

TEMPORAL GEOMETRY

TEMPORAL GEOMETRY「Explanetary Scenes / Psybient Drones」

https://sonicwire.com/product/95343

ZENHISER

ZENHISER「Psybient」

https://sonicwire.com/product/A9853

Zenhiser · Psybient by Zenhiser. Finally a Sample Pack for Psydub & Psybass

ZENHISER「Psy Dub」

https://www.zenhiser.com/products/psydub-psychedelic-sample-pack

Zenhiser · Psydub by Zenhiser. Push Your Tracks Past Previous Benchmarks